わんちゃんの旅日記(1)
 3月 31日 金曜日
お別れの日

 3月31日(金)保育園で全員が揃う最後の日が週末に重なり、本当に この日で5歳児はお別れ。午前中は、卒園児スペシャル一芸披露しま ショー。独楽回し・サッカーゴールキック対決・綾とりおりがみ・似顔 絵屋さん・縄跳び・ピアノ演奏・・・卒園児それぞれの得意技を、3・ 4歳児の前で演じた。心地よい緊張感の中、一生懸命演じる5歳児。食 い入るような眼差しと零れる程の笑顔の3・4歳児。子ども大人全員で で触れ合う♪あそび歌♪で、一杯抱きしめ会い、エンデイング。

 3・4歳児からの手作りのプレゼントで大喜びの卒園児。内緒にして あった、卒園児から担任への手作りプレゼントで担任Mちゃんは涙と鼻 水止まらず卒園児4名ほど「もらい泣き」で愛情噴水。

 昼食は、オープンサンド会食。好みの食材を食パンに載せて頂く。一人 が顔に作り上げたら真似が続出。「食べるもので遊んではいけませ ん!」と嬉しそうに呟きながら作り食べ続ける子ども達。

 大人も負けじと(勿論私も)スペシャルサンドを作り自慢大会。素敵で 楽しいラスト会食だった。

 午後の5歳児だけと私のヒミツの時間は、すぐできるブーメランを作 り、近くの公園に担任Mちゃんと伴に皆で出かける。満開の桜の下、 ブーメランを飛ばしたら木に載ってしまった。子どもを肩の上に立たせ てブーメランを取った。はらはらと桜の花びらが舞い落ちた。この子達 との素敵な時間の終わりがやってきた。そして、また新しい素敵な時間 がやってくる。



3月 27日 月曜日
N研ライブ満開

26日N研ライブ、たくさんの人に来て頂き、何とも嬉しい時間を過ごせました。鳩ぽっぽ保育園でのN研ライブとしては、参加者ギネスの53人を超えたかもしれない?。バンドメンバーも何と10人を超え、もう満貫全席?状態。打ち上げ参加者も40人近くで、これは確実にN研ギネス!

 ★☆★今回のライブは、若い人達が一生懸命何かを目指していこう、それを会場みなで応援していこう!と言う熱気に包まれ、風邪っぽくて体調不良の私まで、思わずつられて一踏ん張り以上してしまいました(お蔭様で、翌日は一日使い物にならないワンワンでした)。それにしても若さの輝きって良いね。群馬から初参加「しゃぼんだま・マッキーとてる坊」の♪牛乳にゅにゅにゅ♪ちょっと怪しく楽しく・藤原ちゃんのウッドベースしぶく響き・大島くんのギターお洒落・・勿論、涼太、しゃけちゃん・高杉さん&ミツルくん(なんとミツルがギターでバンドに参加。凄いね!)の若者バンド名づけて「若みつ会」・・花柳流みたいで可笑しい・・も最高。J/Jバンドも良い音出して、出産後復帰第一弾のホーリーも絶好調で盛り上がり過ぎくらい。わんちゃんも、念願の新曲一曲(ホーリー作曲)何とか歌えて大満足。

 夜桜の下に集った青年達に、幸多かれと心から願った春の宵でした。

 さらに、この夜は「とんぼさんご夫妻と娘のさやかちゃん」も突然のご来場。掲示板&キャンプ友達の、あいあい軍団・ううみん・大ちゃーちゃん・・・まだまだ山盛りで、三ヶ月ぶりの大集合。幸せな春の宵。

 らっきー:バルーンパフォーマー『シャイニング・ローズ』デビューおめでとうございます!!地元密着は大切です。地道な活動から、ぜひ全国区に進出して下さい!武道館ライブ楽 しみにしていますよ!!風邪の具合は如何ですか。早く良くなって、新年度をラッキーに過ごして下さいね

 次は6月くらいにライブするつもりです。是非その時は、会って喋って、シャイニング・ローズ!

 ううみん:「贅沢な、ひとときでした」・・何とも嬉しすぎる御言葉。ありがとう!新曲、気に入って頂けたようで、わんちゃんもすごくシアワセですよ。日常の半歩先は、やっぱりイイネー!



2月 21日 火曜日
ラグビー&0・1・2保育士研修会

 18日は仕事で家に居られず、早稲田と東芝府中の試合は見られなかった。結果は早稲田大敗だったようだが、それはどうでもよくて、見られなかった事がザンネーン!!ううみんは実況見たの?

 (実際は勘違いで19日(日)に試合。どっちにしても見られないが)わんちゃんの園でも、そろそろ卒園ムードが漂い始めました。毎年私と卒園時で作る、個人お持ち帰りの卒園記念制作・木工パチンコ台も既に完成。風も春めいて、一年が巡ろうとしています。

 あいあい:3月26日(日)のライ早速の参加表明ありがとう!6名の美女とヤンキー小僧合点だ。御新規さま大歓迎!!

 19日日曜は朝から、目黒の学研ビルで0・1・2歳担当保育者のための実技研修会に行った。午前はパネルシアターの阿部恵さん・午後はあそび歌で私。CDのアレンジをしてくれた丹後さんがギターで伴奏してくれた。やや風邪気味体調のためか、まったりし過ぎかなとも思ったが、楽しく無事に研修会終了。何が嬉しかったって、東京の135人規模の研修会に、栃木・静岡・神戸・福島・九州のどこか・・・など、遠隔地から、泊りがけも含めて、20人近くの保育者も来てくれたこと。

 日曜日お休みを返上して、自費で研修を受ける。頭が下がる思いです。

 135人の保育者に幸おおかれ!!って気分でした。



1月 28日 土曜日
旅は道連れ雪まみれ!?

 今日は千葉県は長南町の保育士研修会に行き、おもちゃ工作(といっても、忍者ゴッコグッズを作り、忍者ダンスを踊り、カズーの合奏大会、剣玉大会など、日常の保育そのまんまみたいな)研修を3時間してきました。東京駅から外房の安房鴨川に行く「わかしお」という特急列車で茂原駅に到着したら、迎えの学研の代理店社長さんが「わかしお」に行きましょう!と笑顔で話す。「えーまた特急列車に乗るのか?・・・まさか!と思ったら、昼食を戴く店の名前だった。ちょっと面しろかた。

 役所の幸子ちゃん・愛光の渡辺恵之助さん・・みなさん、お世話様でした。

 で、木曜日は、山形県は米沢近くの、飯豊町に行った。早朝の穏やかな新幹線の旅。コーヒー飲んで寛ぎウトウトしていたら郡山をすぎ福島到着。マックスと切り離された「つばさ」は、小雪の舞う山形路へ。すると世界は一変した。山に差し掛かると外は吹雪き。米沢をこえ、目的地の赤湯駅も♪吹雪ふぶき氷の世界♪。フレーベル館の木村さんの車で会場へ。人家がなくなると、地吹雪で対抗の車の姿が突然に消える。ライトを点けているのにだ。「こわいんですよ・・」と木村さん。

 なすすべのない私は「そうですねー」と冷静を装って明るく応えるしかない。相当ドキドキの吹雪ドライブ小一時間で会場のホールに到着。主催の子育て支援センターの文子ちゃんに温かく迎えられ、子どもと保育士さん合わせて200人くらいと、歌いゴッコして遊ぶ。盛り上がってそろそろ終わりに近づくころ、ステージに向け大きなカンペ。「雪がひどいので終了して下さい」と書いてあった。保育士さんと子ども達は、園や町の四駆のマイクロバスで、会場に来ている。ここから、吹雪の中、園に帰らなければならないのだ。もちろん私は新幹線で帰るが、駅まで行けるのか?!

 子ども達も私も、怒涛の如く帰り支度をして、ホールを後にした。凄い。これは、ブリザードだ。ユーミンの曲が脳裏をよぎる。新幹線の時間に間に合わせようと木村さんは必死に車を走らせる。

 ホワイトアウト!また来た。長野に続いてだ。何も見えない。「こわいですよー!!」と言いつつ40キロくらいで車を走らせる木村さん。路がどこかも解らない。対向車のライトが20メートルくらい先から突然現れる。その度に体が強張るのが解る。およそ20分間こんな状態が続き、やっと除雪された県道に出たときは、二人とも思わず、大きなため息をついた。発車5分前に無事赤湯駅到着。

 きむちゃん、本当にありがとう。つばさの座席に就き、5分後には夢の中へ入った私。生きて帰れて、本当に良かった。



1月 22日 日曜日
2006新年大騒ぎ幕開行進曲

 一年以上の御無沙汰だが、掲示板書き込みを日記にメモリーしてみた。

 2006年は、涼太の右手の甲4本骨折添え木三角巾で幕開けになった。年末音響器材運び途中で骨折した甲と指は2倍くらいに腫れ上がり、見るだけで痛々しいが、麻酔代わりとビールを飲みまくり・冗談を連発し・麻雀を左手で上手に打つ我が子の、あまりの強靭さ・逞しさに、只ただ感服・感銘・脅威すら抱いた犬飼父ちゃんでした。その涼太も参加した「冬のなんじゃもんじゃ村」はこれまた、自然の驚異・偉大さを思い知る、希有な出来事満載のスノーキャンプになったのだ!!

 15年ぶりくらいのドカ雪の長野は飯山から、広島中国山地スキー場、そして研修会と7泊8日の雪塗れツアーのご紹介をしようと思ったら、ああ眠気が・・。では乞う御期待次回掲示! (以上1月17日記)



1月 21日 土曜日
のち大寒波横浜大雪

 今朝の目覚めは重かった。年明けから続いた雪国キャンプと研修会で蓄積疲労そのもの。目覚まし時計の針は9時近くを指している。部屋の中は柔らかい不思議な光に包まれ静寂そのもの。まさかと思いカーテンを開く。やっぱり!外は一面の白い恋人世界。重い気分と体が、フッと楽になる。改めて雪が好きなんだなと思った。「雪ばか日誌」なんて言葉が脳裏に浮かびニヤッと一日開始。大した用事もないのに、スタッドレスタイヤと雪の感触を確かめに車で出かける。好きなんです!

 さて、昨日は名古屋で中部地区幼児教育研究会の分科会講師。6年も続いているJ/J名古屋公演をサポートし、さらにバンドにドラムとして参加してくれる天使保育園のセイコウさんが、急遽ギターで伴奏してくれ、一味違う音で気分良く過ごす。100人の保育者の皆さんとも仲良く楽しく研修会を終えられ、「ひつまぶし弁当」を、お土産に、充実した一日。やっぱり名古屋は美味い!

 司会の鎌田さん・畑田のあけみちゃん・役所のあけみちゃん・近藤さん・土方(上原?)さん・・海老チャーハンを大盛りのレストランのおねえさん・・・名古屋のみなさん、ありがとう!!

 その前前日は、なんと涼太と陽平を伴い、千葉県は市川市の私立幼稚園協会の研修会講師に参上。

 研修会と言っても、ホールで椅子席。おまけに、ギター涼太・パーカッション陽平・・これはどう見ても、親子バンドライブ・・・。朝からブルースブラザースをBGMに車で湾岸ドライブ。昼食は、親子三人でファミレス。家族旅行気分だ。

 ★ここで御報告!!涼太の手の甲と指骨折は、医者も驚くほどの回復力で、この日には、ギリギリなんとか、ギターが弾けるまでになった。普通に指が使えるのに1ヶ月・ギターが弾けるには2ヶ月との当初の診断だったのを思えば、まさに超人的回復。しんこ・ううみん・皆々様、ご心配をおかけしましたが、もう大丈夫のようです。

 ライブ(研修会)は、右手の親指一本でも十分にギターを弾く涼太(気合いを入れ過ぎて「痛い!いたい!」と呟きながらだったが)と、兄に変わりエレキギターを弾き・ペンギンのキグルミを着て大サービスの陽平の二人の奮闘で、絶好調で無事終了。打ち上げで、寿司食べ放題・飲み放題をプレゼントしてくれた東浜の川崎先生・協会長の二宮先生・司会のソフィアの恵子ちゃんに感謝しつつ、湾岸爆走帰路についたのだった。その前に2つ研修会があり、その前が雪国からの生還だ。

 激動の新年・・・いよいよ次ぎこそ、第三楽章・主旋律に入ろう。で、今夜はここまで!!



1月 4日 水曜日
雪国からの生還 第三楽章

その1

旅は始まった。2006年1月4日朝7時40分。20人の小学生と大人を載せたチャーターバスは、一路長野県飯山市の北竜湖スキー場に向かう。子どもも大人も、ほとんどが顔見知り。たぬき氏のバスレク面白味わい深く、さらに仲良し度もアップ。遊び疲れて来た頃に、上信越道更埴ジャンクション手前の長いトンネルを抜けた。子ども達の目が輝く。外は見渡す限り白一色の世界!!思わず私も見とれてしまう。

 1月初めにこれだけの長野の雪景色を見たのは、10年以上ぶりだ。

 天候も思った以上に良く爽快な気分。ところが、バスが更埴ジャンクションの急な上りカーブにさしかかると思いっきりのエアーブレーキで減速。そこには、スリップして逆方向を向き壁にへばりついた乗用車が放置状態。人事(ひとごと)と軽く見て通過したが、今思えば、これがホワイトアウトの前兆だった。

 長野インターを過ぎるころから雪がちらつき始め、空はグレー混じりの乳白色なっていった。豊田飯山インターを出た途端に、チェーンを巻く車列に遭遇。路面は雪氷混じりの半凍結状態だった。スタッドレスタイヤ装備のバスも、チェーンを巻くことになる。運転手は一人。しばらく待機の覚悟をしたが、5分ほどで作業完了。大人達がその素早さに感動しているのをよそに、運転手さんは雪道へとバスを進ませていった。

 そう、このバスは信濃観光・・地元雪国のバスなのだ。心強い!

 飯山付近の道の両側は、2メートル以上の雪の壁。美しさや感動より、危機感が先に立つほどだ。結局、北竜湖に着くまでに、2台の車のスタックに遭遇。さらに巨大な除雪車が何台も作業している現場を通過。

 激しく降り続く雪。それでもバスは予定通り北竜湖無事到着。改めて運転手さんに感謝。宿の四輪駆動のマイクロバスに乗り換え、北竜館への山道を登る。雪の壁は更に高く3メートル以上あり、2車線の道は車一台分の幅しか残っていない。もちろん凍結気味の雪道だ。対向車とのすれ違い。バスは雪の壁につっこみギリギリかわす。行けば行くほど大変な状態。不安増大緊張の中、やっと宿に着いたのだった。ここまででも、十分に大騒ぎだが、北竜館そのものも緊急事態。

 巨大な屋根の雪下ろしを、職員総出でしている。見た目でも屋根に積もった雪は2メートルくらいはある。みな汗だく、緊張の面持ちで作業している。崩された雪の巨大な固まりが、轟音を上げて落ちてくる。あの下にいたら、子どもなど一たまりもないだろう。いつもの、お気楽スキー場の雰囲気は、白い悪魔によって一変していたのだった。

その2
2006年1月4日、10年ぶりくらいの大雪の中、北竜湖に無事到着したスタッフ&参加者20名は、早速昼食スキー準備。改装中の宿は、若干使い勝手が悪いが、ともかく準備完了。小雪の舞う中、ゲレンデへと向かった・・・のは、経験者のグループ。わんちゃんは4人の初心者(一年生2名・3年生2名)と玄関前のスロープで、まずはスキーを着ける所から開始。ジージ(千早の広田さん)がサポートについてくれる。滑る楽しさを体験してもらため、人間リフトで引き上げ、2〜3メートル滑る。坂などと言える角度はないが、滑って恐くて転ぶ。余計な力が入らぬ様になるまで繰り返す。みなダンダンその気になって、自分で上り始める。登る・滑る・止まるまでできるようになる頃には、子ども達から湯気が出始める。そして疲れも。2時間なら十分の成果。

 「自分で登って・滑って・止まれるから、もう立派なスキーヤーだ!」って言うと、みな納得の笑顔。明日のリフト乗り・ゲレンデ大滑降を誓って、彼らの人生初めてのスキー終了。その間も雪は小止みなく降り積もっていた。初めての幼児や小学生専門にスキーコーチをして20年。昇り降り・抱きかかえ・人間リフト・・5年前に比べると、終った後の疲れがスゴーイ。いやはやだ。

 温かい宿で、子ども達は温泉露天風呂を満喫し、おやつのアイスを食べのんびり過ごす。片手の使えない涼太に変わって、陽平が初めてのスタッフを一生懸命している。えらいものだ・・と思っている内に夕食。

 たくさんの人と食べる食事は、なんとも楽しい。食後は仲良しゲーム大会。たぬき氏のリードでワイワイと過ごす。これがまた楽しい。精一杯体を動かし、大笑いした子ども達は、疲れてグッスリ睡眠に入る。大人達は、お喋りとビールでのんびり。12時、眠りに就く前に外を見る。

 雪はシンシンと降り続いていた。明日の天気予報は北信地方・雪!雪ですよ。スキーに来て雪が降らないのを此れほど願ったのは本当に久しぶりだ。



12月 31日 土曜日
後から日記(掲示板メモリー)2005大晦日

 今年最後の「なんじゃもんじゃ研究所」ライブは、デラ盛り上がり、HAPPY気分のクリスマスイブイブになった。参加約40名。バンド・マジック・スタッフ10名。あわせて50名でワオ!

 オープニングは、わんちゃんのクリスマスソング・フルバンド(高杉氏のトランペットはパワフルに響き・新顔市川氏のピアノは心地よく・大友氏のピアニカブルージーに・しゃけちゃんパーカスおしゃれ。ベースたぬき・ギターりょうた・ドラムとしやは・いつものようにキッチリ)で最高!ミツル・りょうた&大友スペシャルは、音楽性もグレードアップして、楽しくてオシャレで耳に良い感じ。★★★くらいは、楽に獲得する内容。たぬきとリョウタのジョン・レノンもカッコ良かった。 

 十島さんの手品もティッシュ一枚で会場大盛り上がり。 ジャズピアノ・たぬきの最新作品読み語りもアホあほで絶好調。クリメロの歌声は、さらに磨きがかかって青春。 ミツルくんの、体操も音響も絶好調。そしていつものように最高のお客さんの乗り。これだけ揃えば、楽しくないはずないよ・・・なんて思ったわんちゃんです。

 接着剤研究くみちゃん・こじかえん礼子ちゃん・ううみん・・たくさんの差し入れケーキ&クッキーチョコとシャンペンで乾杯。いいライブだった。歌いながら思った。この嬉しさ・喜び・音・笑顔・空気・・丸ごと全部、ここにいる人達からの、そしてサンタクロースからの、わんちゃんへのクリスマスプレゼントなんだ!!・・・と。ネ。

 来年のクリスマスも、サンタがプレゼントを持ってきてくれますように、いっぱい歌ってあそんで長生きするぞ〜〜〜!!ウ〜ン・ホーリーナイト。
ライブ終了後の忘年打ち上げパーテイーもコレマタ大盛況。ただ、心残りは、撤収でバタバタして打ち上げに来なかった方に、ちゃんと御挨拶できなかったこと。改めて「みなさん良いお年を!」と書いている内に、大晦日の夜も深け、もうすぐ「紅白」が始まるようです。あと4時間で新年。
☆☆☆ぶんぶんちゃん・大ちゃーちゃん・ううみん・あいあい・・・素敵で嬉しい書き込みありがとう!りほちゃん母さん・らっきー・ゆみ&ゆき・・・バンドのみんな・みんな、ありがとう。

 2006年が、温かく・優しく・清らかな精神が重んじられる年になりますよう、遠く横浜より、祈っております。一年間、本当にありがとうございました。感謝・機関車・人力車!?わんわん。



11月 13日 土曜日
茨城でJ/Jライブ

 本当に久しぶり。半年以上書いていなかった日記を書こう。そのきっかけは、このホームページのロスト。私が更新手続きを忘れていたため、見事に消去されてしまったのだ。いま、日記も更新するために、管理パスワードが必要になり、日記を開いて、勢いで書いている。昨日から泊りがけで茨城県保育協会の総会に招かれ、記念ライブをしてきたのだ。

 1000人キャパのホールに600人くらいの観客保育士さん。会場の大宮町ロゼホールのPA・照明さん、とても応対よく丁寧に仕事をしてくれ、爽快にライブをさせてもらえた。特大感謝!!茨城の保育士さんたちは、のりのり笑顔で会場振動するほどに踊ってくれて、これまた最高!!ホーリー・涼太・エンジェルみんな最高のライブだった。94点マイナスは、わんちゃんのいつもの間違えのみ。涼太から一言だよ。

 「今日もペンギンの着ぐるみやらウンチのかぶり物やらで大賑わいだったよ!!サンキュー!!」



12月 8日 月曜日
伊豆と花巻、温泉巡り

 2003年8月、夏休みの最終週は、二つの温泉への旅だった。

≪伊豆長岡で温泉三昧≫

 ジャンパラのライブで、西伊豆の韮山町に、車三台で向かう。メンバーは、ドラムのとしや&ギターの涼太・キーボードのホーリーは御主人と生後6ヶ月のユイちゃんと一緒・私は雑用けん保育係のはるちゃんと一緒。ビュンビュン走って、AM9:00には会場に到着。早速全員で仕込みに入ると、這い這いができるユイちゃんは、広い会場の床をジワジワと移動し始める。その側を、荷物を持ったメンバーが行き来する度にユイちゃんに声をかける。よく笑う。そして又這い這い。喧騒の中で逞しく生きている。一瞬、私は、まるで旅回りの家族一座の日常を描いたイタリヤ映画のワンシーンを見ているような錯覚を覚えた。そうなのだ考えてみれば、現実に私たちは、旅回りのバンド一座なのだから・・・などと思うと、妙にせつなく胸が熱くなってきた。これはまずい!また夢想の世界に入り始めてしまったのだ。若いころ頻繁だった夢想僻が、近頃ぶりかえしているようだ。そうこうする内にホーリーはリハーサルに入り、御主人とはるちゃんは交替でユイちゃんのお世話に入る。

 昼食の後いよいよ本番。としやの入った3人バックバンドは相当良い。

 リズムもバランスも上々で、心地よく歌えあそべた。お客さんの親子・地元の高校生ボランティア・・みんな嬉しそうに、歌い・遊び・踊ってくれた。よしよしなのだ。呼んで頂いた韮山町社会福祉協議会の板垣さに別れを告げ、一路長岡温泉に向かう。この日の宿はホテルサンバレー伊豆長岡の華月亭。本格純和風旅館で巨大スパ・露天風呂・・なんでもありの超豪華版。お風呂は最高。お部屋でのお食事も幸せ極上。何度も温泉に入りフニャフニャになって過ごす。そして翌日は、ドライブ&ノルウェーの客船レストランでリッチに昼食。ホーリー夫妻は、ユイちゃんを懐妊していらい2年ぶり位の旅行を心行くまで楽しんでいた。

 やっぱり、温泉はイーユー・・・なんて駄洒落でも言いたくなる程に、嬉し楽しの、公演旅行だった。

≪岩手・花巻・遠野の旅≫

 8月、夏休みの最終日は日曜。日保協・岩手県支部の研修会が開催され講師として招かれた。宿泊・研修会場ともに花巻温泉のホテルで、前日に現地入りの要請もあり、これ幸いと、民話の故郷「遠野巡り」で夏の一日を過ごした。

 早朝出発して新幹線で新花巻へ。釜石線に乗り換える。1時間に一本くらいのローカル線は「銀河ドリームライン」と洒落た愛称だった。

 宮沢賢治を意識してのネーミングだろう。3両連結の可愛い列車は、里山を縫って走る。柿の実がたわわに稔った藁葺きの農家・棚田・清流と、車窓の景色に旅気分満開。1時間ほどで「遠野」に到着。

 駅で自転車を借り、遠野マップ片手に走り始める。まず『遠野昔話村』へ。土地のお婆ちゃん達が、お国言葉満載で、民話を語ってくれる。

 お茶を啜りながら、息使いも聞こえる程の近くで聴く、肉声の昔話は、しみじみと嬉しく「かっぱぶち」「おしらさま」「こんにゃく」と立て続けに聴いた。これだけで、遠野に来て本当に良かったと思えた。

 かっぱや、おしらさまで一杯になった頭で、民話ゆかり・発祥の地に向かう。自転車で走ると適度な運動になる。お腹がすいたところで特産の蕎麦定食を出す「味処伊呂波」で昼食。蕎麦も美味かったが鮎の甘露煮が、とっても良かった。最短ルートの県道を避け「たかむろ水光園」方向に走る。坂を登るのがきつかったが、その後は目的地までずっと緩やかな下り坂。これが、最高に気持ち良かった。周囲は一面の緑の田んぼ。伸び盛りの稲が風にそよぐ。こがなくても自転車は適度な速さで坂を下っていく。頬をなでる風が、なんとも心地よい。最高の贅沢をさせてもらった気分だ。

 民話の編纂者であり語りべの佐々木喜善記念館・養蚕農家を再現する伝承園・おしら様・かっぱ伝説のかっぱ淵、のんびり回る内に夕方に。
薄暮の中、再び釜石線にゆられ、花巻温泉に向かう。

 研修会場のホテル花巻に着くと、早速パーティー会場に案内された。

 これがびっくり。結婚式の披露宴かと思うほど盛大な会が催されていたのだ。参加園ごとの、ダンスや和太鼓などのアトラクションが続き、ほろ酔い加減で私も一曲「DAGASHIYA」をご披露。その後、宿の大浴場で温泉を楽しむ。ここ花巻の湯も、さらっとしてナイスだ。

 ボーッとしながら昼の遠野の静けさと、夜の花巻大パーティーの喧騒との落差に、何とも感慨深く、疲れも有って、眠りも深かった。

 翌日は朝から研修会。前夜のパーティーで顔見知りになった事も有り宴会の続きみたいなノリで、200人ほどの保育士さんと、一気呵成に研修した。上出来に楽しかった。私の本も100冊近く買って頂き、言う事なしにハッピネス。

 午後は、10数年振りに「宮沢賢治記念館」を訪れ、周囲に新しくできたミュージアムも巡る。改めて、賢治自筆の妹当ての手紙を読んだ。

 理想と現実の狭間に生き、宇宙の調和を夢見つつ、若く死んでいった妹を思う天才の心情が、以前に見たときよりストレートに、心に入ってきた。生きる事の辛さと素晴らしさの混在する「宮沢賢治記念館」は、岩手・イーハトーブの語りべなのだと、しみじみ感じた。

 ゆったり静かと、お祭り騒ぎの落差の激しい旅だったが、これはこれで岩手の土地柄・人柄の両面がみられ、面白いブッキングだった。

 お世話になった、研修部長の公美子ちゃん。そしてみきこちゃん・司会の中山・稲村さん・みちのくチャイルド社の大谷さん・皆さんに感謝。

 こうして、2003年のサマー研修ツアーは無事終了した。はれほれ。どんどはれ。